WGS84からJGD2011への変換

村上です。
ArcGISWGS84からJGD2011への変換を行うと,正しい位置からずれてしまうようです。
投影変換の画面を見るとその原因が分かります。
WGS84からJGD2000への変換が行われて,さらにJGD2000からJGD2011への変換が行われているみたいです。
これはおかしいです。
JGD2011は震災後の基準点の移動を考慮したものですので,JGD2011こそが現在の世界測地系です。
そして,その世界測地系と限りなく同一なのがWGS84です。
(誤解のないように補足すると,震災後に取得されたWGS84データのみにこのことは成り立ちます)
震災後に取得されたGPS測位結果(WGS84)であれば,WGS84からJGD2011への変換は変換係数1.0と理解して差し支えないのです。
よって,WGS84と定義するところをJGD2011と定義しても全く問題ありません。
というか,上記の変換作業には全く意味がありませんので,震災後WGS84データについては「JGD2011を定義する」のが唯一の対処方法みたいです。
うーん,なんだか腑に落ちません。
現在,WGS84と同値なのはJGD2011なのに・・・

Web-LiDAR forest inventory applications

村上です。
Web-LiDAR forest inventory applications
というサイトがあります。
LiDARデータやCHM(Canopy Height Model)のデータをアップロードして処理するというサイトです。

Web-LiDAR forest inventory applications

アップロードできるファイルのサイズは30MBとなっているので,LASデータをclipしてから試してみました。
LASmetricsというものを試してみました。

他にもまだいくつかソフトが用意されていて,中でもTreeTopとTreeSegmentationはかなり興味深いです。
今後試してみたいと思います。

Pix4d成果

Pix4dによって初の成果が出ました。
400枚超の画像を処理してこのような画像ができるとは感慨深いです。
ここではモザイク済みオルソとDSMをArcSceneを用いて表示したものを紹介します。
オルソはDSMを使って3D表示しています。
この他にも点群データ(Lasデータ)が得られています。
とりあえず,正しい出力結果が得られる一連の作業手順は得られたので一安心です。
今後もSfMソフトの活用に取り組んでいきたいと思います。


以上,村上でした。

海岸林2015

海岸林の調査に行ってきました。
今回紹介するのは,6月にUAVで撮影した範囲の調査です。



GPSで取得した当日の軌跡です。右側が午前のエリア,左側が午後のエリアです。



これは6月に撮影したものです。(株)オリス所有のαUAV(アミューズワンセルフ社)です。8枚の回転翼をもつオクトコプターです。



PDAにshapeファイルを入れて,現場で目的地を目指します。PDAで現在地を把握し,コンパスで次に進むべき方位を決めます。



調査風景です。



今回,樹木位置の取得にはTrimble社のGeo Explorer 6000を使用しました。


現場で確認した結果,今回取得したUAV空中写真によって樹種の識別が可能な感触を得ました。使用したカメラは市販タイプのものですので,正直それだけの情報量があったことに驚いてます。詳しいことはこれからの解析結果で明らかにしていきます。

以上,村上でした。

3年生が入ってきました

村上です。
ここのところ更新がすっかり滞っておりました。
この間もgeo研はちゃんと活動しておりましたが,ブログには全く反映できずという状態でした。
少し落ち着いてきたので久々に新しい記事をアップします。

先ほど,専攻演習の第一回目を実施しました。
今年もそんな季節が始まったわけですが,今年は3年生が6名(村上指導3名,望月指導3名)入ってきました。新しい雰囲気が研究室にもたらされる,そんな時期でもあります。

4年生の皆さん,卒論の解析作業がいよいよ本格的になってきますが,コツコツと日々積み重ねていきましょう!

オープンキャンパス準備!

こんにちは!
Geo研4年の桃根です。

本日は8月10日、11日のオープンキャンパスに向けて展示品の準備を行いました。
私たちGeo研でも「ポスター」と「もりったい」を展示します。

「ポスター」には、今年Geo研で取り組む最新の研究が書かれています。
私の研究である「LiDARデータ」についても書かれています!
ポスターの近くにはGeo研の生徒がいますから、気軽に声をかけて質問してくださいね!

「もりったい」は、3Dめがねをとおして森林を3次元的に見せるソフトです。
実際にGeo研の仲間と一緒に見てみましたが、写真の森林が浮き上がって見えるのはとってもおもしろいです。

進路を考える高校生にとっても、様々な研究や学問に触れられる良い機会になりますので、
ぜひオープンキャンパスに、そして3階の生産環境科学科の展示に足を運んでくださいね!
よりたくさんのひとに地理空間情報分野の可能性や魅力なんかが伝わるとうれしいなぁと思っています。

きっと当日は暑くなるでしょうから、熱中症にはお気をつけてください!
たくさんの方にお会いできるのをとっても楽しみにしています!

ようこそ先輩!(キタック編)

先日,渡邉由香さん(キタック)が研究室を訪問してくれました。
農学部で開催された会社説明会への同行でした。
研究室訪問の際に,会社パンフレットをいただきました。
本日,何気なくパンフレットを眺めていたら,渡邉さんが載っているではありませんか。
もしかして,同じ内容がHPにも載っているのかなぁ・・・と思ってチェックしたら,ありました。
さぁ,皆さんもキタックHPを探してみて下さい。
http://kitac.co.jp/


「採用情報」のあたりですね。


技術士補(森林部門)」が眩しいです!
是非,技術士目指して下さい!

村上でした。