狩猟について

今週は院試や狩猟免許試験の受付でバタバタしている嶋本です。
Geo研メンバーも公務員試験が佳境にさしかかっていますが、毎日のキャッチボールだけはかかしません。


さて先ほど狩猟免許試験の受付と書きましたが、狩猟免許は網猟、わな猟、銃猟の大きく3つに分かれます。流石に銃猟は初期費用や手続きが大変なため、今回はわな猟免許を受験します。

狩猟免許はある意味で動物を捕まえて殺すための免許であり、あまり良く思われない方もいらっしゃるかもしれません。自分自身も動物が好きでこの学科に進学してきたため、本当にいざとなったときに鹿や猪を殺せるのか、自信はありません。

しかしながら肉食獣であるオオカミの絶滅や外来種の移入により、日本の生態系は大きくバランスを崩してしまっています。天敵がいなくなった鹿や猪は個体数を大きく増加させ、農林業にも大きな被害を与えています。

個々の動物だけでなく生態系全体の保全を考えたとき、少なくとも今の日本での狩猟は必要不可欠なものであると私は思いますし、結果として多くの動植物の命を守るものだと思います。(もちろん希少種や過剰な狩猟はNGですが…)

まだまだ一般人から動物愛護の方々まで狩猟への理解が遅れており、時には激しいバッシングを浴びることもある日本ですが、少しでも猟師さん方への理解が深まっていけばと思います。


話変わって今週末から2泊3日で粟島で鹿の調査を行ってきます!
粟島には元々鹿は生息していませんでしたが、ペットとして飼われていた数匹が逃げ出したことにより、現在では狭い島内に50頭前後が生息していると推測されています。

粟島でも居るはずのなかった鹿によって生態系や農業に影響が出ているため、最終的には全頭駆除を目標に調査を行っています。

実家の愛媛は梅雨まっさかりかもしれませんが、新潟の来週の天気予報はしっかり晴れマーク。
炎天下の中の重労働になることが予想されますが、気合を入れてしっかりと働いてきます!