田中大臣の騒動について

今週は田中大臣の一連の騒動に世間の注目が集まりました。
まぁ,後出しじゃんけんのようなやり方は手続き的にまずいと思いますが,大学が増え過ぎという問題をあらためて社会に突きつけた意義は大きいと,私はおおいに評価しています。

子供の数が減っているというマクロな状況を全く無視して大学の数を増やしてきたのは無責任だと思います。半数以上の大学が定員割れなのは自明のことです。

緊張感をもった競争の中でこそいい人材は育つと信じています。
・・と言わなくても,現実には就職の時に厳しい競争にさらされてますね。
社会にとって有為な人材を作ることが大学の使命です。これには「就業力」も含まれるでしょうが,単に企業に受け入れられるだけの人材を作るのでは目指すべきものが狭小です。この社会の明日を担うということはどういうことなのか,是非皆さんも考えてみて下さい。

村上