地形効果補正②

こんにちは、気づいたらもう9月ですね。 布施です。

前回、僕の研究である地形効果補正について簡単に紹介させていただきました。
まだ見てない方は先にこちらの記事を先に読まれてからこの記事を読んでいただくとわかりやすいと思います。

shingenmochi89.hatenadiary.org

さてシリーズ地形効果補正ですが、第2回となる今回は自動化に使用しているプラットフォームについてお話ししようと思います。

自動化に当たって僕が使用したのがGoogle Earth Engine(以降GEE)です。
初めて聞く方が多いと思うのでGEEとはなんぞやと言うのを説明すると、地球の様子を衛星画像によって可視化、分析できるクラウドベースの地理空間分析プラットフォームです。

もっと端的に言うと、webサイトの中で地理空間情報に関わるいろんな処理ができるよ!ってサービスですね、うーん、わかりやすい!

Google Earth Engineの画像

GEEの画面はこんな風になっています

 

今までだと空撮系のリモートセンシングデータを扱うには何らかのGIS系ソフトを使う方が多かったんじゃないかと思います。
GISソフトで工程が複数ある解析を行う場合って、
処理Aをかける→待ち→終わる→別の処理Bをかける→待ち... の繰り返しで、
意外と面倒なことが多かったと思うんです。

行いたい処理が一度だけならそれでもいいかもしれません。
しかし、例えば画像5枚に対して上記のような処理を行う場合だと、結構手間になってしまうと思いません?
時間かかるし手が疲れる!(笑)

このとき、GEEでは行いたい解析をまとめて1つのプログラムとして作成して、Run(実行ボタン)を押します。
つまり一度プログラムを作成すれば2回目以降は対象となるデータの部分だけを変更してRunを押すだけで解析ができます。
あら便利!

僕の研究テーマである地形効果補正はまさしく工程が複数ある解析だったので、 ここでプログラムを作成しておくことで、補正に費やす労力が後々削減できることになるんです。

なんだかわかりづらくなってしまいましたね。 まぁここではGEEで大変な解析を一度プログラミングしておくと後でおんなじことしなくて済むんだ!便利!と分かってもらえるといいかなぁと思います。

以上です。 読んでいただきありがとうございました。